多湖家旧蔵。多湖貫斎自筆。貫斎が自身の履歴・業績、兵書写本の目録を作成、編纂したもの。天保14年成。別本『庭落葉小記』の前段階のもの。見返し「この書を庭の落葉となつけて/我庭の落る木葉をこからしに/まかすはおしくかきあつむかな 安元」。奥書「これもまたよそにはならぬものなれは/身をつくしてそ集めけるかな 安元/天保十四念癸卯十月二日 甲辰十月二日校正一通 多湖安元記」(末丁裏)、「この書を庭の落葉となつけけるを/我庭の落る木葉をこからしに/まかすはおしくかきあつむかな 安元」(朱抹消)「年をへてはつかなからもかひ得たる/心の奥をう孫しるらん」(後表紙見返し)。1冊、17丁。