松本女子師範学校郷土資料・多湖文庫

信州大学附属図書館には、大学の前身である旧制松本高校をはじめとして、松本女子師範学校郷土資料・多湖文庫など、昔から教育県として全国に名を馳せている信州において、地域に根ざした高等教育を展開してきた歴史を物語る和漢書および近世古文書が収蔵されています。なかでも多湖文庫は、松本藩戸田家の家臣として代々松本藩の藩校崇教館の教授を務めた多湖家に伝わる蔵書と古文書です。和漢籍および文書群の特徴は、17世紀における戸田家の松本藩転封以前の美濃国加納、山城国淀、志摩国鳥羽時代から始まり、19世紀後半の明治維新に至るまで、約200年近くにわたり、多湖家の歴代当主が収集・編纂した和漢書や松本藩の出版物、同家伝来の漢籍稿本および未定稿、往復書簡類などから構成されています。

本コレクションで公開している資料の一部は、公益財団法人図書館振興財団の2024年度助成を受けて電子化したものです。

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　例「『松本繁盛記　初編』信州大学附属図書館　所蔵」

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