太子開城記
書名訓
たいしかいじょうき
巻冊
下
分類
物語
室町物語
外題(箋or直書)
題簽「太子開城記 下」中央・鳥の子布目地金切箔砂子泥雲霞文
写刊
写
表紙(色等)
紺地金切箔砂子雲霞文金泥水辺文
装丁
綴葉装
カット数
19
数量(全巻)
二帖
成立年代
不明
時代区分
不明
書型
中本
一面行数
十行
他蔵書印
「斑山/文庫」(見返・方朱)・「信大文理学部分館/・27.2.6・/L30860蔵書」(裏見返)
その他
料紙は金泥で草花文等を下絵した鳥の子。挿絵上帖五図(第四図見開き)・下帖五図(第三図見開き)を剥がされる。室町時代物語集の翻刻底本。江戸時代前期頃写。綴葉装2帖。大きさ23・4×17・4糎。外題は『太子開城記 上(下)』。題簽や紺紙の表紙、見返しや鳥の子紙の料紙等まで、金切箔や砂子・金泥等で装飾を施した、豪華な造りの室町時代物語の写本。本来は極彩色の絵入り本であったと思われるが、各窒T図6頁分の絵は総て剥がされている。内容は中世に流布していた聖徳太子の伝記を物語風に仕立てた太子の一代記。他に伝本は無く、室町時代物語のみならず聖徳太子信仰等の研究にも貴重な資料である。「斑山文庫」(長野師範出身の国文学者高野辰之)旧蔵。『室町時代物語集』に翻刻がある。
NCID
図書ID
0150160588
日本十進分類表
913.49/TA24
仮番号
郷土9:佐々木12